先週からフランスでは大気汚染が問題化されてる。
急な好天や風の弱さから、車の排気ガスに含まれる微粒子が滞留しているせいらしい。
パリ市は、自家用車の利用を控えさせることを促し、
そのかわり14日(金曜)から3日間の公共交通機関無料化を実施。
13日深夜のパリ中部は、世界で一番大気汚染が深刻化している北京とほぼ同じ大気質指標だったほど。
3日目に政府は、「奇数の日は奇数のナンバーの車だけ」という走行制限をパリで17日に導入すると発表。
おまけに17日(月曜)も無料化を続行する。

大気汚染は恐いけど、地下鉄やバスをパスナビゴ(定期)や切符なしで
すいすい乗れるのはなんと気持ちの良いことだろうと、初めての体験に心躍り、
このキャンペーンを実施したパリ市は大したものだと一市民として感心している。
でも、パリ市内の自動車使用を真剣に減らしていかないと、また同じ事の繰り返し、
いやもっと問題は深刻になるはず。
パリ市はべリブ(公共自転車)やトラム(路面電車)の整備や地下鉄の発展を促進し、
更には、貸し電気自動車のサービスも開始した。これでも自動車の交通量が減らない場合、
やはりパリ市への出入りの規制、駐車スペースを減らすしかないのでは、
と車を持たないから私はこんな事が言えるのかも知れない。

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